龍殺光記レジェンドアーム



登場人物



・カイン=ウィルヴェント
成人(崩界では12歳〜16歳の間で成人の資格を得る)を迎えたばかりの12歳の少年。
若いながらも優れた剣士として名を馳せており、その腕前は竜を単独で倒す事が出来るほど。
しかし、レジェンドアームを扱う事は出来ず、無名の業物である鋼の剣を得物としている。

カインは魔法が使える人間が普通である崩界において、珍しく魔法を一切使う事が出来ない。
その変わりに闘気を扱う事に長けており、自身の剣術や体術に闘気を交える戦闘スタイルを得意としている。
また、闘気で様々な属性を操る事が出来るが、これはカインとその父親のみが扱える術で世界の何処にも同じ術を使える人間は存在しない。
そのため、カインの姓であるウィルヴェントの出生には大きな秘密が隠されているとされる。

因みに幼い頃から父親と共に世界の各地を旅して回ったという経緯を持っており、崩界各地に多くの知り合いがいる。



・フィーナ=クレセント
崩界の北の大国、ヴァンデルスにある大都市、クレセント出身の少女。
水のレジェンドアーム、クレッセントノアに選ばれた魔導士。
クレセントの代表を務める神官の家柄の娘で水の属性の祝福を受けた身から、水の巫女と呼ばれている。

因みに南の大国、アルカディアの王子であるディオンとは婚約しており、自他共に認める恋人同士。
また、カインとは数年前からの知り合いである。



・山場晃一
崩界でも名が売れている17歳の青年。
成人を迎えた12歳の頃から崩界の各地で傭兵稼業を行なっている。

崩界では2つしか存在しない銃のレジェンドアームであるガンブレイクの使い手。
しかしながら、実家は純粋な剣士の家柄で本来ならば銃との縁が薄い。
そのため、彼がどのような経緯を経てそれを使うようになったのかは不明である。



・ウォーティス=クレセント
崩界の北の大国、ヴァンデルスに仕える騎士。
フィーナの従兄であり、水の魔法剣にしてもう一つの水のレジェンドアーム、ウォーレティスに選ばれた魔法剣士。
19歳という若さではあるが、崩界の中でも有数の実力者であり、対魔物戦においては無類の強さを発揮する。

また、剣術だけでなく魔導士としても一流の人物でその力量はヴァンデルスでもトップクラス。
カインとはフィーナとの繋がりで知り合っている。



・ディオン=アルカディア
崩界の南の大国、アルカディアの王子。
カインと同じ12歳の少年だが、斧を得物とする闘士でその力量はカインにも劣らない。
また、クレセントのフィーナとは婚約関係にあり、御互いに想い合う仲である。
王子という立場ではあるが、誰とでも分け隔てなく付き合う性格で多くの人々に慕われる次期国王。
カインとも仲の良い友人同士ではあるが、実は知り合った経緯には旅の途中で知り合ったと理由以外にも別に接点がある。



・エクスト=アルカディア
崩界の南の大国、アルカディア随一の大都市、レーバストに拠点を構える魔導士。
ディオンの実の兄であるが、祖国を離れて自らは魔導士としての道を独自に歩んでいる。

崩界においてはまだ若手の魔導士ではあるが、その力量と資質は凄まじく大魔導士の位階にまで上っているほど。
一人では使うのも困難であると言われている転送魔法までも使いこなす力量は大魔導士の名に恥じない。






戻る