魔法少女リリカルなのは
〜Sweet Lovers Forever〜

登場人物設定



・不破悠翔
13歳の中学1年生。小太刀二刀御神不破流の正統後継者である不破一臣の一人息子。
自身も御神不破流を修めた御神の剣士の1人であり、過去にアリサやすずかの護衛を務めたと言う経緯を持つ。
だが、アリサやすずかの護衛の際に利き腕である左腕を壊しており、剣士としては不完全。
現在は香港国際警防隊に所属している御神美沙斗と恭也の母親である不破夏織の保護を受けている。
性格は真面目で不器用。その性かアリサやすずかと言った知り合いの女の子からは鈍いと言われることが多い。
しかし、悠翔もそれは自覚しておらず鈍いと言う認識はない。
寧ろ、悠翔は人との距離を詰めようとはしなかった人間であり、気にしていなかったというのが実態である。
ある時、保護者である夏織に海鳴に行くように促され、その地でフェイトと出会う。
偶然、フェイトが不良に絡まれている所を助けただけの出会いだったはずなのだが――――。
フェイトが高町家と関わりがあったためにその事態は思わぬ方向へ。
今後もフェイトとの関わりは続き、今までは話そうとしなかった自分が剣士であると言うことも話す。
しかし、フェイトが剣士と言う側面を知っても態度を変えなかったことから徐々にフェイトに惹かれていく。
剣士としての自分のことを見ても態度を変えなかった女の子であるフェイト――――。
何時しか悠翔はフェイトを護ると言うことが剣を持つ意味へとなっていく。

尚、御神流を皆伝してはいるが奥義に関しては全てを遣えるわけではない。
悠翔自身は神速、射抜、雷徹、薙旋を習得しているのみである。
また、最終的に左腕の怪我は手術によりある程度回復するが、それでも奥義の全てを遣いこなす事は出来ない。
そのため、剣士としては未だ発展途上にある。



・フェイト=T=ハラオウン
13歳の中学1年生。闇の書事件から4年の歳月が流れ、フェイト自身も執務官に就任している。
既に真・ソニックフォーム、ライオットザンバーと言った『Sts』における最大の魔法も習得しておりその実力は非常に高い。
性格は真面目ではあるのだが、何処か天然で抜けているところも多い。
悠翔と出会った時は天然な側面を多々見せてしまっているため、自分でも恥ずかしいと思っている。
街中で偶然、悠翔と出会い、その時に自分を助けてくれた彼と関わっていくうちに何時しか好意を抱くようになる。
その後は自分なりにアプローチを続け、時には悠翔の話を聞いて本心からの言葉を伝える。
何度も悠翔と言葉を交わす度に抱いていた好意は大きくなっていき――――。
何時しかフェイトの言葉と想いは悠翔にも伝わっていく。

だが、悠翔との関わりはフェイトに大きな影響を及ぼしてしまう。
その影響は余りにも大きく、フェイトは最終的に思いもよらない決断をする事になる。



・高町なのは
13歳の中学1年生。魔導師として天性の才能を持っており、僅かな期間で教導隊に入隊している。
悠翔とは従姉弟と言う間柄であるが、実際に出会うまではその事を知らなかった。
なのは自身は不破家の事を殆ど聞かされていなかったためである。
しかし、兄の恭也や悠翔との関わりを経て少しずつ剣士の実態を見るに至った。

なのははフェイトの親友にして良き理解者。
悠翔との事に関しても応援する立場に回り、フェイトの決断についても理解を示している。
その点に関しては自身もユーノと恋人関係にあり、気持ちとして解ると思ったのが大きいのかもしれない。

尚、2年前の任務中に負傷しており、その傷はなのはに深い傷痕を残している。
その傷の深さは自らの信条とも言えた本当の意味での『全力全開』を行う事が出来ないほど。
なので、魔導師としては爆弾を抱えている状態にある。
皮肉な事だが、なのはも恭也や悠翔と同じように傷害を持つ人間でもあると言える。



・八神はやて
13歳の中学1年生。守護騎士であるヴォルケンリッターを家族として接する優しい心の持ち主。
嘗ての闇の書事件において深い関わりがあり、その時の経緯から魔導師への道を歩んだ。
現在は聖王教会の方に赴く事が多く、イギリスにも顔を出す事が多い。
そのため、魔導師としての仕事中はなのはやフェイトとの接点はあまり多くなく、独自の道を歩いている。

悠翔との接点はあまり多いとは言えないが良く事情を理解してくれる人間の1人でもある。

また、エクス=マクガーレンとはイギリスのギル=グレアムの下に通っている際に出会っている。
そのため、なのは達よりも先に剣士が身を置く世界の片鱗を見ている。
エクスとはイギリスでおきた出来事を経て、交際関係となるに至った。



・アリサ=バニングス
13歳の中学1年生。 日本で起業したアメリカ人実業家の両親を持つお嬢様でその立場が悠翔と出会う切欠となっている。
気がとても強いが、友達思いの性格でなのは達の事を見守り、自分の出来る範囲でサポートしている。

尚、悠翔と仲の良いそぶりを見せるが、当人同士はあくまで友人同士だと思っているとの事。



・月村すずか
13歳の中学1年生。悠翔とはアリサと同じく、過去の護衛時に知り合っている。
大人しくて引っ込み思案な部分もあるが、意思の強さはなのは達の中では最もしっかりしている。
なのは達にとってもアリサとは違う視点で見守ってくれている友人である。

尚、すずかは夜の一族と呼ばれる人間で非常に高い身体能力を持っている。



・シグナム
はやてを護るヴォルケンリッターの一人。
一流の魔導師でありながら、一流の剣士でもあると言う優れた人物。
その実力の高さはなのはやフェイトをも超えるほどである。

また、強者と戦う事を趣味の一つとしており、作中においては悠翔と立ち合う事になる。



・エクス=マクガーレン
13歳。エリス=マクガーレンの義弟。エクスと言う名は本名が解らないと言う意味に由来している。
元はとある剣術を遣う家柄の人間であったが、幼い頃に家はなくなり孤児となっていた。
その後に巡り合わせとも言うべき形でエリスと出会い、最終的に引き取られるに至る。

西洋の剣術を遣う家柄の人間と言うだけあり、エクス自身もその剣術を修めている。
剣圧によって衝撃波を飛ばす術、陰に溶け込む術と言った独特の剣技は手合わせをしたシグナムをも唸らせたほど。
八神はやてとはグレアムの下に出向いていた時の知り合い。
はやてとは何度となく会ううちに仲良くなり、とある事件を経て付き合う事になった。
また、同じ剣術を遣う兄がいたが1年前のある事件によって喪っている。



・スヴァン=ヒルド
魔導師としてSランクの力を誇る有能な執務官。
過去に地球で起きたある事件と密接な関わりを持ち、その首謀者に対して復讐の念を抱いている。

管理局内では魔力も実力も実績もあると言う事で、非常に評判が良い。
執務官と言う立場にあると言うのもあるが、管理局内の多くの人間は彼の事件に対する執着心を大きく評価している。

しかし、後に過去の事件の関係者を見つけた彼が起こした行動がフェイトの運命を大きく変える事になる――――。



・フィリス=矢沢
壊れていた恭也の膝を治した凄腕の医師。
最終的には悠翔の利き腕の手術も行い、傷を治す事に成功する。
恭也や悠翔にとっては恩人とも言うべき人物である。

尚、HGS(高性能遺伝子傷害者)と呼ばれる病人で様々な超能力を遣う事が出来る。



・不破夏織
高町恭也の母親。恭也が幼い頃に生き別れている。
現在は悠翔の親代わりとも言うべき立場で、悠翔にとっては良き師であり、良き母親。
また、過去に起きたある事件との関わりから魔導師の事も知っている模様。

因みに御神流とは違う流派の小太刀二刀流使いだが、御神流は学生時代に士郎から手解きを受けている。
夏織自身は御庭番と呼ばれていた家系の剣を受け継いでいるとの事。



・高町士郎
高町恭也、高町なのはの父親。高町美由希、不破悠翔にとっては伯父にあたる。
小太刀二刀御神不破流を修めた剣士だが、過去の護衛によって深い傷を負っている。
現在は再び、剣を取る事が出来るまでに回復してはいるが、嘗てほどではないとの事。
それでも、剣士として圧倒的な実力を持ち、『後の先』と呼ばれる二刀流の極意も体得している。

悠翔には奥義の一つである虎切を教え、剣士としての道を説いた。



・高町恭也
高町士郎と不破夏織の息子。
幼い頃から士郎に連れられて各地を旅しており、その経験の豊富さは美由希などですら比べ物にならないほど。
また、なのはが魔法と出会う1年前に多くの出会いと出来事を経験しており、潜り抜けてきた修羅場も多い。
恋人の月村忍とはその時からの縁で結ばれている。

小太刀二刀御神流を修めた剣士であり、奥義の極みまでも体得している名実共に最高峰の剣士である。
その実力は生身にも関わらず、自動人形や魔導師をも圧倒してしまうほど。
悠翔にとっては士郎と並んで最大の目標としている剣士。

尚、過去に膝を壊したと言う経緯を持っているが、現在は手術によって回復している。



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